今日は私たかじナカムラが豪に3年間、南アに1年間仕事していたときの経験を踏まえて、「日本人の仕事における人間関係のおかしなところ」を少しお話したいと思います。

私なりに日本との決定的な差を感じるのは「日本人の仕事やった感」です。

大した仕事もしてないのに、何故か仕事を頑張っている感を出す人が多い。

日本は世界でもG7の中でも最下位、これは43年連続です!

更にOECD加盟国36か国中なんと21位、アメリカの2分の1程度の生産性しかないのです。

「日本人は仕事をやったつもりでいて実はまったく仕事してない」

のが実情なのです。

これはいろいろ分析されていますが、私の私見を述べるとやはり日本人固有の「人間関係」が仕事の効率の足を引っ張っているようにしか思えない。

例えば「飲みにケーション」なんてその最たるものです。

酒呑んでそれで仕事の効率が上がるなら、飲みながら仕事しますよ、、、

そんなくだらないイベント事を強制してまでも仕事の人間関係を重視するのが不思議の国ニッポンなのです。

そりゃ、戦後の焼け野原のゼロからスタートで当時の仕事のやり方を見ればその方法でも理に叶っていたのかもしれませんが、今のこのご時世にそんなやり方が通用するわけがない。

そもそも日本人の仕事が「人間関係」だけに重点を置いているために、肝心の仕事の内容が適当になってしまうなんてことも多々あると思います。

そしてあまりに仕事中のコミュニケーションを家宝のようにするので、仕事に集中できない、ヘトヘトになってしまう人なんていうのも大勢いらっしゃたります。

適度な人間関係は仕事を円滑にするでしょうが、それも職種によります。

過度なコミュニケーション、上っ面だけの仲良しゴッコに付き合わされるためにどれだけ心身ともに疲弊していくか。

疲れまくって集中力が低下しているのに、もう仕事どころじゃなくなりますよ。

ましてや新人が「~さんはこういう人でこういう癖があって」「~さんはこういう趣味でこういう話が好きで~」なんて覚えてたら肝心の仕事も上の空になります。これはほとんどの人が経験あるんじゃないでしょうか?

その上、嫌味な上司や先輩がいて、職場の雰囲気も悪かったら仕事の内容以前に参ってしまいます。

特に暴言など浴びせられたらそれだけでもう辞める原因になってしまいます

一方海外はどうなのか?

私の経験上、海外でも日本人同士働けばそうなりますが、現地の人間ばかりだと仕事に集中しています。

喋りたくなったら喋るし、先輩や上司でも特に気を遣って仕事をするということもありません。

海外では結果がすべてです。

特に気が合って仲が良いなら飲みに行くこともあるでしょうが、上司とサシで飲みに行くなんてありえませんよ。

そもそも映画やドラマを観ていて、海外と日本ではデスクの並べ方が違うことに気が付くと思います。

日本は「島型」のバカでかい机に何人か座って上座に課長や部長が座るスタイル。

何をやっても誰かに見られてる感がハンパないですね。

あれは日本独特の配置の仕方で、高度成長期のときからまったく変わりません。

一方海外では一応「仕切り」などで囲われているので、正直何をやってるのか分かりません。

仕事してるのかしてないのか?も上司や同僚からもよく分からなくなるほど仕事中のプライベートには配慮されています。

そりゃ特に新人時代に周りから仕事中すべて見られている格好だと実力の何パーセントも出せません。

これも日本特有の人間関係第一主義の典型ではないかと思います。

しかもそれに付随する社内規則、規定。

これも人間関係で疲弊させ、仕事効率を下げる大きな要因になっています。

例えば就業時間15分前、または30分前には職場に着いていなきゃならないという不思議な規定。

私がオーストラリアで働いていたときに、この日本の癖が抜けだせない新人君がついうっかり遅刻寸前で走って出社してしまいました。

これを見たボスは勿論激怒。

その新人君に一旦自宅に戻り、もう一度出勤のやり直しを命じていました。

これは日本では到底考えられないと思いますが、良い意味で外国人は世間体を気にする。

つまり、この新人君をこき使っているのでは?と周りに思われたら自分の低評価に繋がることを危惧したのです。

こういう場合は日本人だったら「頑張って出社してるな~」なんて阿呆な評価をしますが、冒頭で述べたように結果がすべて。

出社時間と仕事とどう関連があるのか??と考えるのが世界の常識的考えなのです。

ちなみに昔中国に進出した日本企業が現地中国人から出社時間より早く来させていたことが大問題になり、訴訟を起こされ敗訴していました。

まぁ、駆け込み出社なんてするのは日本人がいかに上司や周りの顔色を窺って仕事してるか体現していると思います。

30分も1時間も前に出社して「仕事やってる感」を他者にアピールしたり、特に用もなくサービス残業してみたり、飲みにいって仕事の話ばかりしてみたりと、人の顔色窺った働き方しているからストレスをため込み、余計な悩みを抱え込んでその上パワハラは受けるわ、嫌味言われるわでは何しに仕事に行ってるか分からなくなっているのが現在の日本人の姿。

そんな日本企業の常識こそ悪しき常識であって、変革すべきものだと思います。